2024年07月17日

健診の目的は病気や異常を見つけることではありません。お子様が成長していく過程を点ではなく線で考えた上で「身長や体重はどうか」「発達はどうか」をみていきます。生まれた時の週数や体重、母乳かミルクか等で体重の増え方はかわってきます。
 

・1ヵ月健診
生まれた時に気づかれなかった問題がないかを確認します。体重の経過をみて、哺乳状況も確認します。
 

・3~4ヵ月健診
引き続き体重の経過をみて、哺乳状況を確認します。4ヵ月頃になると首がすわってくるお子さんが多いです。

首がすわると寝返りをいつ始めるかわからないので、寝かせる場所に注意してください。柔らかい布団のある場所や、ベッドやソファに寝かせると事故につながる可能性があります。

補完食(離乳食)を始める目安は5~6ヵ月頃です。①支えると首が倒れずに坐位がとれて、②スプーンを口に入れても押し出してこないようになれば、つぶしたお粥から始めてみましょう。
 

・6~7ヵ月健診
寝返りは5~6ヵ月頃から始まり、座った姿勢が安定してくるのは8ヵ月頃が多いです。
 

・9~10ヵ月健診
9ヵ月頃に指先を使って小さいものを持てるようになり、10ヵ月~1歳頃につかまり立ちをできるようになっているお子さんが多いです。
 

・1歳6ヵ月健診
ひとりで歩けるようになり、意味のあることばをいくつか話せるようになっているお子さんが多いです。
 

・3歳6ヵ月健診
自分の氏名を言えるようになっているお子さんが多いです。
近視や遠視、斜視がないか、難聴がないか検査を受けていただきます。
 

以上、簡単に健診で確認する内容を書きましたが発達の経過はお子様次第です。
不安なことがあれば、相談してください。
 

ハートこどもクリニック新山口
院長 向江 徳太郎

 

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