2021年12月07日
脳梗塞後遺症に対する投薬としては一般的には抗血小板剤と言って血小板の働きを抑えることで血液をサラサラにする薬のことが多いです。効果としては脳梗塞などの予防になります。動脈硬化から脳梗塞を起こされた方は原因となった血管以外にも閉塞しかけている血管が多数存在しています。そのため再発予防のためにも薬を飲む必要があります。
また、リハビリについても発症後3年たっているのであれば今後症状が飛躍的に改善することはあまり期待できません。主な目的は現状残っている機能を維持していくことです。リハビリを中止すると廃用的に筋力低下が進みせっかく改善していた機能も悪化してしまうこともあるのでリハビリの継続は必要です。
いずれにせよ自己判断で中止されず主治医の先生とよく相談されることをお勧めします。
ハートクリニック南山口 院長 松村 孝司