介護老人保健施設とは

介護老人保健施設は、介護が必要な高齢者の方の自立を支援して在宅への復帰を目指すために、医療・介護のケアのもと、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリ、管理栄養士による栄養管理、食事・入浴などの日常生活動作のリハビリなどを併せて提供する施設です。

在宅復帰

入所後3ヶ月での在宅復帰を目指し、入所時より退所後の在宅生活に向けた様々な取り組みを行います。また、入所されるご利用者様だけでなく、ご家族の皆様の不安や介護負担が少しでも軽減できるようにご相談にも応じています。
老人保健施設ハートホーム山口は、在宅復帰超強化型老健として運営しており、在宅復帰超強化型老健は全国で約4,000施設の老健がある中で、約4%程度の老健しか条件を満たしていないと推計されています。

在宅復帰超強化型介護老人保健施設とは、在宅復帰率などの厳しい条件が設定され、その条件をクリアした介護老人保健施設(以下、老健)だけが認められる老健のことで、その条件は、以下の10項目の実績に応じポイント合計で60ポイント以上を満たす事が要件になっています。

①在宅復帰 ②ベッド回転率 ③入所前後訪問指導割合 ④退所前後訪問指導割合 ⑤居宅サービスの実施数 ⑥リハビリ専門職の配置割合 ⑦支援相談員の配置割合 ⑧要介護4・5の割合 ⑨喀痰吸引の実施割合⑩経管栄養の実施割合

特徴

おとなの学校

生活にメリハリをつけるために「おとなの学校」形式を導入しています。1日の中で行うリハビリや脳活性・レクリエーションなどを授業と位置付けて決まった時間に行うことで、生活リズムを一定に保ちます。授業は1日3時限。1時限は30分として、無理なく集中して取り組めるように開催しています。職員は先生役となり、全体、個別の授業を行います。誰もが経験のある学校の生活リズムをイメージし、昔のことを思い出す(回想法)なかで、自分でできることを伸ばすお手伝いをいたします。

ご利用できる方

  • 病状が安定しており入院の必要が無い方
  • 要介護1~5のリハビリテーションを必要とされる方

入所までの流れ

施設見学・概要説明

施設見学、施設の概要、利用料金等についてご説明させていただきます。

入所申込み

入所申込み書及び次の書類をご提出していただきます。

入所申込み書

入所会議審査(半年に1回)

施設長・介護支援専門員・相談員・看護師・外部の方・スーパーバイザにより、半年に1回開催し、入所の合否、待機順を決定します。

面談(入所前訪問)

入所見込み可能と判断された方には、入所前訪問し面談を行い、状況を確認、合否の判定を行います。

施設介護サービス契約

入所に際して施設の重要事項を説明し、施設介護サービス契約を締結させていただきます。

入所

入所待機中に、状況の変化や要介護度の変化がありましたら、必ずご連絡ください。

一日の流れ

漫然とリハビリだけで1日を過ごしていただくのではなく、目標、希望を持って楽しく、メリハリのある生活をして頂くために学校形式や学習療法の導入、一人ひとりに合わせたリハビリに重点をおき、在宅復帰を目標に多職種共働で支援しています。

  1. 06:00 起床 入浴・排泄
  2. 07:30 朝食
  3. 09:00 朝礼・1時限目
  4. 09:30 休憩・水分補給
  5. 10:30 2時限目
  6. 11:00 休憩
  7. 12:00 昼食
  1. 13:00 水分補給
  2. 14:00 3時限目
  3. 14:30 休憩・おやつ
  4. 16:00 日記
  5. 18:00 夕食
  6. 20:00 就寝

サービスが受けられる施設一覧